【ネタバレあり】WHITE ALBAM 2 -closing chapter- 麻理・千晶ルート 感想

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麻理ルート感想

 大人で子供で,かっこよくてかわいい.共通ではクールで面倒見人だが.後のなさもあって積極的で好きだった.主人公が現状を変えようと思うきっかけの記事作成も,麻理さんが割り当てたように,後半において存在しなくてはならない立ち位置にいるのは言うまでもない.このお話では主に回りからの見え方と内面とのギャップと時間を強調しているように感じた.麻里は主人公の心が思っていたようなものとは違い,それを深くまで除いてしまい,それを責任に感じている.年齢についての言及も多いことからわかるように年齢の違いによる考え方の違いを上手に描写していて面白かった.後半戦では依尾の干渉が問題で,切り口になることが多いですが,麻理は(ライターのためにコンプライアンスがしっかりしているとも思えますが)部外者の不干渉がいい結果を生まないことを理解している.そんな風に思えた.佐和子という存在はコミックリリーフであり,キューピッドだった.個人的に好きなシーンは主人公と佐和子がサシで飲むシーンですが,”言っておくけどねぇ 麻理には、あなたみたいに 長い時間は用意されていないのよ”というセリフが深く突き刺さった.大人はチャンスが平等に用意されたものではないと理解していて,そのチャンスをつかむ能力こそが重要なのです.麻里は両者を外野目線であるからこそ正当に判断し,行動を起こしさえすればそのチャンスをつかむことがさほど難しいことではない.と言っているような気がして,泣けた.話を麻里に戻して,ピルを飲んで待ち構えたりエステに通ったりするのが真剣さと自身のなさと臆病さを語っていてかわいい.主人公と枕の仲になった後から自分の嘘で塗り固められた鋼の鎧があっさり崩れ落ちて,それでいながら仕事では分別をわきまえている(と口の上では言っている)のが,少しほかの登場人物とは違うところがいい.それが経験によって確立されてきたものであることも枕の上で明らかになっていくのがかわいい.

千晶ルート感想

 断言できる.このルートは傑作だ.千晶という人物は丸戸先生のクリエイターとしてのエゴや考え方がおおいに注ぎ込まれていると思う.文字通り猫をかぶった少女なのですが,その理由と人となりが重たい.人の感情をフラットに冷静に分析できる.どのような人格であるべきかを判断してその逆算から人格を作り,コミュニケーションをとる.彼女にとっては人格がある種の言葉遣いである.そう思った.そして彼女は,主人公の偶像である小木曽雪菜という人物以上になれないことを理解し,その弱みに付け込んで,彼について知ろうとする.僕はこれが発覚した時に誰よりも今現在の主人公を見て,理解しようとしていたと思う.そうでないとそこまで不干渉で不感症の彼につけ入ることができないと思うから.そうでないとそこまで求めようとはしないから.依尾とレスバトルを繰り広げるシーンは考えされる.前述したように千晶は人格が言葉遣いであるととらえているから,依尾は的外れであることに気づかされるのだが.二次元にはいろんなキャラクターがあり,いろんな性格があるけれど,とってつけた性格は意味がないと言っているようにも思えた.魅力的なキャラクターは結局のところ内面の掘り下げであると言っているのだろう.歯に着衣せぬ意見をいうのは後半組の特徴だと思いましたが,特にこのキャラはそれが多いように思った(小春ちゃんはまだやってないけど).”守りに入る人生なんて嫌いだ それで破滅したらその時はその時”とか,先ほどの依尾とのケンカでの”本音ってなに”とか,誰よりも正直で誰よりも不器用なところがかわいくて仕方がない.3大欲求にこの上なく忠実なところも一貫性があって好き.演劇のシーンはあからさまな回収とストーリーの解釈と,何よりもキャラの思いの強さがうかがえて,泣くというよりも胸が締め付けられていたい.千晶という人物は不器用だから,本音でしかしゃべれない.その癖に自分をさらけ出すのが臆病だから性格を作らないと告白ができない.その癖に自分の内面を見てもらうことを誰よりも求めている.だから小木曽雪菜という性格,そして容姿でもって,私を選んでほしい.と胸に手を当てながら言うわけです.この告白は凄すぎて,勝てないな,と思ってしまう.ただ圧倒された.途中で小木曽雪菜という人物像がただ一つに定まらない.一貫したものではないと気づいていましたが,察してはいたがやはりそうかと思った.正確には,性格が作中で目まぐるしく変化を起こしている.と思った.その際の表現の方法に雪が降るということを当てはめている可能性を感じ始めた.千晶さんはたまに出てくるさりげないセリフの(僕の琴線に触れる)萌えポイントが作中で一番多かった.その中でも”あっ その台詞、なんかあたしっぽい”というセリフの言い方の生生しさが萌えポイント高い.

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投稿者: beefst

機械工学,クリエイターをしています.読書も好きです.

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