CeVIO AI 結月ゆかり麗調声について・新月に魅入られて制作備忘録

結月ゆかり麗について

今回からCeVIO AI結月ゆかり麗を導入しました。とは?と思った方は以下のリンクで情報収集しておくこと。

CeVIO AI 結月ゆかり 麗

テクノスピーチ CeVIO AI 結月ゆかり 麗 ソングスターター

●ゆかり麗の使用感
 癖のない、上手な歌い方(料理でいうと、しっかりした下味)まで自動でやってくれる。なので歌唱のスタイルはそれなりに自分で踏み込める。また想像していたよりゆかり純の成分が抜け、AIきりたんのような強く幼い発声がついた印象。後述する声質パラメータの位置によってはゆかり純になる。なので、今までのゆかりよりもさらに実用的な領域で表現の幅がついた良質なソフトのように思う。

 ver1.1のアプデで不安定だったロングトーンが修正された。何度も使ううちに耳に付く不安定なピッチの方が気になってきた。不安定なピッチは調の指定を行っていなかったことが原因の可能性がある。まあ、それはロングトーンで声が出なくなる問題よりは致命的な問題ではないが(修正が効くため)。シンプルに作業時間が多い。これは録音時の問題のような気がしてなりません……つまりは……。ソロ歌唱においてはこれは味になるが、コーラスとしてはまるでダメ。おとなしくVOCALOIDの方を使うほうがよい。

●使いこなすためのポイント
①ピッチ(PIT)
 ほとんど完璧な雰囲気、もっと生生しさを追い込むためにメロディーの最後の部分を整えて上げるとよいだろう。声を吐き切るときコンプで潰されるのと相まって、ぷつっと切れるような感覚がある。そこを修正するとよい。また、自身のこだわりの歌唱感を盛り込む領域は残してあるのでしっかりと作り込もう。

②コンプ感(VOL)
 一般的なボーカルと同様に、使わない部分を完全にカットして提供してくれる。しかし下図の線で囲った部分のように、それの効きがやや強かったり、急こう配であったりする場合が多い。また、子音によってはダイナミクスの上下が激しくなることがある。それらを人の手で修正すると良いだろう。いわゆる「上手」な歌い方をさせたいのであれば、VOLが水平になっていなくて、極小値をとっているときに、その点からVOLをカットするようにすると。不安定な歌い方からキレのある歌い方になる。また、波打つような歌い方や、極端な歌唱は自分で指定しないといけない。あくまで、下処理をやってくれる。また、スタッカートでの歌唱の場合ノートの間隔があるためにブレスが付く。それが気持ち悪く感じる(過呼吸みたいになる)場合、これを使って解消することができる。ブレスそのものを消す機能はなさそう。小文字を挿入すればブレスなしで間隔を空けることができます__「っ」とかね。

発声しない部分はバッサリとカット処理してある

③声質(ALP)
 このパラメーターはVOCALOID Editorで言うジェンダーファクター(GEN)に相当している。それと比較してチェビオのユニークな点は、効きが極端ではないところだ。以前のボカロエディタにおいてはシンセサイザーとしての側面が強かった(実際、ボカロシーンでは古今東西そのような楽曲が多くみられる)。しかしチェビオAIはそうではない。あくまで人の声を再現するためのソフトであるという意志がみられる。これの使い方はやはり喉の切り替わりポイントで大胆にスイッチすることが考えられる。なのであらかじめ喉の種類を使い分けるようなメロディーを想定して作るべきなのかもしれない。また、階段フレーズに合わせて連続的な変化をさせることもよいだろう。

ぱっと聴いた感じの麗の喉の使い分けポイントを示しておく。
D6以上 非推奨
F5~D6 ファルセット
A4~F5 ミックス
C4~A4 地声
G3~C4 低音
G3以下 非推奨

なお、公式の推奨音域はG3~D5。

互助会のリンクもありました。

CeVIO AI・CeVIO Proの情報まとめ – CeVIOユーザー互助会 @ ウィキ【3/7更新】 – atwiki(アットウィキ)

新月に魅入られて制作レポート

 やや古臭い感じテイストを残しつつ、綺麗な歌を作ろうと心がけた。また、本当に時間がないので時短を徹底した。なので今回はドラムトラックを一から考えるのは諦めて、SD3のTap2Find(簡単なノートからフレーズを提案してくれる機能)を使った。これがなかなか面白く、ユニークなフレーズをたくさん見ることができて勉強になった。しかし結果的に大した時短にはならなかったので考え物である。一応、使い方を以下に示しておく。

GROOVES。Tap2Finfをクリック
簡単なパターン(グリット提示)
探しているパターンを見つけて、下のシーケンサにドラッグ

 歌詞についてはそれっぽいキーフレーズとあらかじめ用意しておいた語群から抽出作業。最近語感で言葉を選ぶ癖がついてきて、文脈として意味がわからなくなることが多いので次から注意する。また、それは歌うための歌詞を作る感覚がついてきたともとれるのでポジティブに修正していく。
 イラストもとにかく時短意識。塗りのディティールは諦めて、影までつけた段階からニュアンスを付けるために自動彩色をテクスチャした。これがなかなかいい感じになる(ただ、少しのっぺりする)。イラストは目が命と言われるくらい重要なのですが、あえて目閉じを一枚絵にした。新月というテーマがあったのに加え、目を閉じていても麗しいのだろうという推論から。

あと、M3がご用意されました。オフライン!サ-28!よろしく!

投稿者: beefst

機械工学,クリエイターをしています.読書も好きです.

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