塾バイトの知見1 何を伝えるべきか

 現在、子供に勉強を教えることを仕事としてやらせていただいています。厳密には、勉強の楽しさを知ってもらう、勉強のやり方をもっと効率的にするにはどうすればいいか、問題を解くときの考え方などを教えています。そこで得た知見を小出しにしながら紹介していこうと思います。

立場上教えるべきもの

 私が塾で教えている子供たちは非常に頭が良いです。教えたことは驚異的なスピードで吸収します。しかし、能動的に勉強に取り組むための方法論が確立されていません。そのため、分からないことに対して思考停止を起こします。

 例えば、数学の応用問題ではそれが顕著にわかります。取り組み方がわからない問題は答えを覚えて、それと同等以下を解く能力のみを獲得することに傾注します。私もそのようにしてきました。しかし、それは誰でもできるベターな方法であって、ベストな方法ではないと思います。なぜなら、問題が形を変えた時に思考停止を起こす可能性があるためです。私が教えている子供たちは高い水準の学校に入ることを目標としているので、それではいけないのです。なので別の方法を取る必要があります。

 答えは簡単で、どのように考えれば初見の問題に対応できるようになるかを教えることです。つまり、逆算思考と数式・言葉の意味の深い理解です。

 逆算思考は答えを出すためには何が必要であるかを問う考え方です。高校受験までは素直な問題が多いので、軽視されますが、賢く生きていく上で必要なものですから中学生のうちから身に付けるに越したことはありませんね。

 数式・言葉への深い理解が必要な理由は、逆算して必要なものがわかってもそれに対応するパラメータは何なのかがわからないと解けないからです。理解が浅いと、数学の普遍性に則った考え方ができなくなります。言葉への理解が浅いと、必然的に思考が固くなるということです。

……というのは立場上語るべきこと。私の個人的な意見と実際について以下で述べます。

やるべきことは、子供をよく観察すること

 子供に勉強を教えるのは先生だけでいいです。子供に勉強を教える第二の立場としやるべきことは、勉強ではなく、能力発掘と能力開発だと思います

塾(家庭教師)の立場の優れているところは、子供を客観的に見ることができることです。

 子供に対して期待も偏見も歴史もない客観的な視点にいるため、子供の現状の分析にふさわしい立場だと思います。子供に対する分析とそれを伝えることは、子供の自己分析を助けます(自己分析は他者評価に基づくべき)。それによって何が特別で、何を持っていて、何を目指すべきかを一緒に考えることができます。そして、弱点の克服と長所をより伸ばすためにプログラムを組むことができます。

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次回は子供に与えるプログラムについてです。

投稿者: beefst

機械工学,クリエイターをしています.読書も好きです.

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