スイッチ版のループヒーローを購入して一通りプレイしました。
ループヒーローについてざっくり説明
ループヒーローは自動で動くプレイヤーをメタ視点からマップを変化させて補助する、ローグライクのゲームです。ゲームはマップ上のイベントマスを配置するごとに進行し、やがてボス戦がはじまります。ボスを倒すことでクリア。ゲームはそれだけですが、どのようにボスを倒すかについて考えるのが楽しいゲームです。
クリアした感想
めちゃくちゃ楽しいです。3日ほど廃人になってクリアするまでプレイしていました(プレイ時間24時間ほどでクリア)。自動で勇者は行動するので、長時間遊ぶことができます。次に、難易度が丁度いいです。ボスを倒せるか倒せないかの難易度。序盤は特に不安定なので、あとちょっとなのに!を繰り返すことになります。一方で、コツさえつかんでしまえばスピードクリアが出来ちゃうゲームでもあります。そこがこのゲームで最も好印象な点です。インディーのローグライクは周回を苦痛になるレベルで強いてくることがあるのですよ(H〇DESとか……)。攻略の鍵はイベントを適当に配置しないことにあります。どのゲームにおいても頭数を管理することは重要なこと。アートが良いのもこのゲームを買う理由になると思います。ドット絵は鮮やかで、かっこよく、動きも良い。敵キャラが魅力的に描かれている。音楽はビットクラッシャーでマスターされており、懐かしいものでありつつ、本格的な8bitアレンジではないので、ただ気持ちだけではなく、ふくよかなサウンドで、これはこれでいいなと思います。総括すると、全てただの焼き直しではなく、ゲームシステム・アートがクリエイティブに作られたゲームです。
ネガティブな感想を言うと、クリア後の要素がない(価格相応の)ゲームだということ。結局同じボスをどのように倒すか、というゲームなので。それが好きであればかなり楽しめると思いますが、そうでないならば、そこまで楽しめないと思います。また、ボスをどのように倒すか、という楽しみ方で遊んだとしても、ビルド(ゲーム内で獲得する手札はダンジョンに入る前に決めることができます)が同じようになってしまったり、ビルドを実現する手札のガチャ(ランダムに獲得するカードによってマップにイベントを配置します。面白いビルドを実現するためのピースは手に入る確率が低い)が始まってしまうので、素直に楽しめないところがちょっと残念。
また、初期バージョンはマップのデータ量が増えた時の動作がかなり重かったです。いまはかなり改善されましたが、PC版の方がサクサク動くと思うので、Steam版を購入した方が良いかもしれません。
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