【ネタバレあり】WHITE ALBAM 2 -introduction chapter- 感想

動機

冴えない彼女の育て方の影響を受けて源流をさかのぼっていこうと思いプレイしました.

感想

 進めるのが辛くかった.二週目まで見ましたが,冬馬いじめが壮絶.押されてバンドマスターを(主人公のために)真剣にやり,主人公との仲が深まっていくのを実感していたと同時に,雪菜が主人公を,主人公が冬馬を好きであることにはうすうす感づいていたように思う.しかし,雪菜を優先した.が,その気持ちが煮え切らないままに物語が進行していき,二人の恋仲が伸展するのを目の当たりにさせる鬼畜こと雪菜さん.当然あれやこれやで雪菜は主人公と冬馬が両想いであることは,雪菜は冬馬の家でのアメニティ目撃で気づいているはずでした.なにが雪菜をそうさせたのか.個人的には恋心より憧れではないかと思う.主人公は猫をかぶっていないこと,多くの人から頼りにされていること.次点に来そうなことに嫉妬があると思う.自分が冬馬かずさという女性に敗北している事実.この点については,かずさが酸っぱい食べ物が嫌いと知っていたうえで林檎を渡す(白雪姫的な構図)ところが顕著だった.友情関係は2人で会うほどにはなっている様子だったので本当に仲は良好だったのだと思う.しかし,3人である必要はあったのだろうか.どう考えても縺れるのは当然.その際引き合いに出てくるのがライブのイベントですが,ライブのイベントの意味合いは何だったのでしょうか.彼らの中で認識のズレも感じる.主人公は自己実現という建前でかずさに近づきたい,かずさは主人公の夢を叶えてあげたい(ステージ慣れしている,主人公と演奏したことが楽しかった),雪菜は3人で最高のステージ作ったぜ!(観客は実質私が集めたけどな!w).そんな風に感じた.要するに2人で事足りていて,雪菜が横やりを入れた.そして当本人はそれを察していた.彼女は事実を意図的に捻じ曲げることで友情空間をつくったように書き換えてしまったのではないのだろうか.ライブといえばですが,音楽科の生徒が冬馬のサーカスを見た感想がどこかの掲示板の感想文で笑いました.後半戦は三角関係が面倒になっていました.主人公は一貫して冬馬が好きなままですが,雪菜が嫌いなわけでもなく,性欲に敗北しキスを重ねるのはあきれました.ですからそこを変わっていただきたい.温泉のイベントは流石に雪菜さんが鬼畜過ぎてドン引きする.かずさをハンドルとして扱い(友達とは?),雪で進行不能になってもはしゃぐ.サイコパス疑惑がここら辺で浮上しました.かずささんはそこまでしてても「もしかしたら」を望んでいたのも泣ける(二週目の車のシーンで泣いた).個人的にはもしかしたらを望むことは意味がないと思っていますが,共感はしてしまいます.雪菜の誕生日イベントは一番心臓によくなかったです.主人公は冬馬が日本を離れていくと悟ったと同時に焦りを感じる.雪菜を無下にして,かずさをとり,告白.ここでは一応最低保証として家族がいるからいいでしょという妥協がありましたが,雪菜がとった行動(の最初から全て)が裏目に出ていてなんだかなぁです.かずさの告白タイミングが丁度,彼女自身の切り替えが効き始めたように感じて,まさに最悪のタイミングだと思った.彼女があきらめようと思った全てを振り出しに戻す鬼畜主人公.そして”なんでそんなに慣れてんだよ”のシーン.三角関係のすべてがここに集約していてレベルが高すぎると思った.最後の展開は意外でした.かずさを諦めて,雪菜で落ち着くと思っていました.もはや雪菜が不憫に感じました.かずさと記念枕して雪菜を切るのは,筋は通っているようには感じる.そこまで好きになる要素は感じなかったが,どこかで回収されるのだろうか.私は一途なことはよいことだと思いますが,エゴを天秤にかける程のことではないと思っています.

 本音が多いのにすれ違いが生じるのが面白い.かずささん本音ほぼすべて漏らしていたように思いますが,主人公の決めつけが曲解させてしまう….無自覚なのは仕方ないと思いますが,勝手なバイアスで決め打ちしてしまうのは危険です.特に自分がよくわかっていない相手なら尚更.

 曲がいい.White Albumはバッキングの響きがいい.適宜入ってくるⅤ♭と思われるのがすごく気持ちいい.Sound of Destiny のソロはちょっとよくわからないです.リズムが偶数で構成されているのが好き.届かない恋はピアノニストが書いたとは思えないイントロに感じた.シンプルなリフは広く受け入れられる印象があるのでニクい主題歌ですね.

 かずさがかわいい.ベットシーンで甘くなるのが良かった.

 書きたかったものは人間の面倒な勘違いと秘密でしょうか.文間を読むタイプではないです.とても理性的とは言えない行動が多いい印象も受けました.特に雪菜を勧誘するシーンで現れていたと思います.文章に関して,文章の流れで読みたい私にとって,小出しのモノローグはつらかった.逆に,そこでどうしても停止してしまうので印象を強めたいシーンでそれを用いるのはすごくいいな,と勉強しました

印象に残ったセリフ

“一生懸命も何も、今頑張ってるのってたった一人だし、もう解散も同然の状態じゃ…”

 裏で遠回しにデレるのがいい!

“お断りだ騎士殿 わたくしは流浪の楽士 一つの国に縛られるつもりはない”

 唐突でよくわからなかったのですが元ネタはあるのでしょうか.

“嫌味で 器用貧乏なピエロ”

 マルチプレイヤーはかっこいいと思います.あと2つ目の楽器から(新しい音楽的な情報量が減り楽器特有の情報にリソースが割かれるから)習得スピードが早くなるのはよくあること.

“やっぱあたしって…天才かな”

 僕も作品を作ったあとによくある現象です.作ってから一週間くらい経過するとそうでもないことに気づくことが多い.

“とにかく 今はさ… 思い出したいんだ”
“ううん… こんな私でもきっと昔は ピアノが大好きだったんじゃないかなってことを”

 後半戦での一幕.個人的にすごく刺さるセリフでした.

次:【ネタバレあり】WHITE ALBAM 2 -closing chapter- 麻理・千晶ルート 感想

WHITE ALBUM2 -幸せの向こう側- AQUAPRICE2800 – PS Vita

投稿者: beefst

機械工学,クリエイターをしています.読書も好きです.

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