ドールマニアは人外シリーズ第二段です。前回はこれ↓
人外スキーなわたくしですが、やっぱり全力投球しないわけにはいけないので、結構頑張って作りました。そんなわけでやったことを振り返っていきます。
曲について
弦巻マキさんの誕生日に合わせて制作しました。
アルバムに収録する予定がそもそもあって、それが終末系のアルバム。で、完成したものを振り返ると全滅エンドに偏りすぎてるところがあったので、繁栄エンドがあってもいいのではないのか、というのが出発点。「ただ繁栄するだけ」なら終末系でもなく近未来的なものになってしまうので、病的なものにしたかった。そういう意味で「肯定的に病む」というサイボーグマニアと近い視点がある。そこら辺りからfuture bassを取り込むアイデアが固まってきた。kawaii future bassとfuture coreをいくつか聞いて勉強した。coreの方はあまり好きじゃなかったけれど、ソロのキックにこっそりcoreの成分を混ぜ、実験的に使ってみると面白いものだなと思った。
さらに、前作のサイボーグマニアのようなリミックス、マッシュアップの音楽性を引き継ぐことにした。kawaii future bassにギターが居たらどうなるか?という完全に実験でしかないものを完成形にしてしまうのは、すこし病的か、あるいは聴者に対して失礼か。今はそう思うが、作ってて楽しかったのでヨシ。そして、いざ完成した譜面は決して僕の実力じゃ弾けるものじゃなかったという。
ギターレクはブロックごとに弾きました(罪の告白)。しかも少し無理そうだなと思ったらすぐに諦めてブロックをより細かくしていきました。練習もっと頑張ります。で、今回ギターレクをこだわるよりも後処理に、より重要性を感じました。後処理というのはノイズ部分のカット、タイミングの調整、そして、ダイナミクスを均すこと。ダイナミクスを均すだけでこんなにもミキシングに馴染むのか、と衝撃を受けました(unisumを買いましょう!!)。
絵について

ベタを参考にしてデザインしました。ベタの力強さと美しさが思い描いているイメージと近かったからです(という建前で、単に好きだから使いました)。前半から後半に向かって丈の短いワンピースのようなものからドレスのようなものに変わっていく(透明部分が着色される)という変化を与えるのは、ベタの体色変化をモチーフにしました。ドレス、体に付着したものはベタのメタルをイメージしました。ぬいぐるみはドールではありませんが、廃人のようなイメージで使いました。
配色に当たって、ベタの色を目視でピックアップしたパレットを製作しました。これがなかなか良かった。隣の色とよくなじむし、そしてクリエイティブな色空間を作り上げる助けになってくれた。

一応サンプルを置いておく。横一列で一つのセットになっている。もし本気で使うのならば、自分でピックアップすることを推奨する。
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