肉体労働をしようと思っている方に捧げる楽して働くための対策

 しばらくの間、体を動かしてお金をいただく仕事に従事していました。わずか1.5か月程度ではありましたが、自分の生活について見つめなおすいい機会でした。というのも、肉体労働は結構大変です。無策で挑むと痛い目を見ることになるでしょう。逆に、策をもって挑めば、まあ少なくとも途中で心を折ることはないと思います。

やるべきことは必要なカロリーを摂取すること

 その策というものは簡単で、収支のバランスをとるということに尽きます。例えば、肉体を動かすと、カロリーを消費します。そのカロリーは一体どこから来るのかといえば、当然食事です。もし食事が足りていないのであれば、体の脂肪分などを消費して補うことになりますが、それは持続性のある労働とは程遠いことは明らかでしょう。カロリー・水分などの収支のバランスが崩れると、ホルモンバランスも乱れ、結果的に精神が不安定になります。

 で、肝心の食事のとり方について私見を述べさせていただきます。
 たくさん食べればそれでよいのですが、現在の食事が問題ないかのサインに気付くことがより重要かと思います。例えば、月曜日なのに疲れが抜けてないだとか、普段通りの仕事ができていないだとか、無性にむかむかするだとか、そういった類。それら一つ一つがサインだと思っておくと非生産的な自責を背負わずに、生産的な事務処理としてみなせるようになります。それに、自分の不調を良くするために頭を働かせて策を練るのは結構楽しいです。

 で、結局のところ何をすればよいのか?せっかちさんがわざわざ閲覧しに来ていることは理解しているので、私の出した結論を書きます。

①食事を必要量取る

 私の朝食はロールパン3つ、ごはん大盛と卵とみそ汁。昼ごはんはごはん大盛とサラダと半玉のうどん。夜ご飯はニンニクの効いたパスタ(乾麺の状態で)200gとナッツとフランスパン。

 要するに、炭水化物を多くとらないと話にならないです。栄養は後述するようなビタミン剤で補いつつ、穀物多めのメニューを組んでいました。食事は様子を見ながら増やしていくといいと思います。私はその日の労働後の疲労感から、その日の食事量が足りていたのか、そうでないのかを判断し、足りていると思うところまで増やしていきました。
 また、ナッツや滋養強壮になるようなもの(ニンニクや豚肉などのたんぱく質・ビタミンB系を含む食材)を取り入れるとよいと思います。私は残業が多かったので水曜日以外固定メンバーでの食事を考える余裕がなかったですが、今から頑張る方々はぜひメニューに取り入れてほしいです。

おすすめのパスタ(ちょーうまい)

 熱中症対策として塩分チャージ2粒、スポーツドリンク2リットルを勤務時間内に取るようにしていました。はじめのうちは2リットルの水で十分だと思っていましたが、水だと喉が渇いていてもたくさん飲むことができない上に、塩分のほうが不足しがち。塩分が不足すると意識がもうろうとしてくるため、わざわざ塩分チャージで補給することを考えずにすむスポーツドリンクのほうがいいと思います(2敗)。

同じ価格なのになぜか塩レモンのほうがスポーツドリンク味よりも成分量が多い

②サプリを取る

 マルチビタミンは手ごろでおすすめ。ただ効果を感じる類のアイテムではなく、予防線として飲んでいました。
 亜鉛(マカ)は余暇活用をちゃんとしたい方におすすめ。ストレスを溜めないためにも土日はしっかり遊びたいところですが、肉体労働をすると土日もしんどいので、無気力になりがち。でもマカの効果があれば異常なほど活力に満ちてきますし、仕事のやる気も上がります。
 プロテイン(もしくはアミノ酸)は疲労感を大幅に軽減・回復できるのでおすすめ。ゲーム的にいうならHPもMP6割くらい回復できる神アイテム。また場合によるとは思いますが、肉体労働では内側の筋肉や筋を酷使する一方で大きい筋肉はあまり使いません。そのため、勤務終了後に筋トレ→プロテインなんて動きもできなくはないです。

コスパがえぐい(一日あたり約13円)
コスパがえぐい(一日あたり約8円)
勤務前に飲むのもよいかと思います

③精神安定剤を飲む

 医者の判断が必要な効き目の強いやつではなく、漢方を飲んでおくとかなり気持ちが楽になります。私が飲んでいたのは柴胡加竜骨牡蛎湯という不眠やイライラに効くやつ。結構お値段は張りますが心を落ち着かせる力は強いと思います。肉体労働の怖いところは、肉体の疲労によって精神も疲弊していくところにあると思います。私の働いていたところでは、みんないい人ではあるのですが、どこかイライラしている方が多いと思っていました。また、私は比較的怒りの感情が希薄な人間なのですが、イライラすることが増えました。精神は肉体の一部であるから当然ではあるのですが、そのことを知覚したときにちょっとした恐怖を覚えました。逆説的に(?)精神が安定していると肉体は結構頑張れます。火事場の馬鹿力という言葉もあるぐらいですし。食事や栄養を充実させることが真っ先に取り組むことではありますが、精神安定剤は最後の砦なので飲んで損はないと思います。

コスパはよくない(一日あたり約150円)

④余暇活用

 対策というほど具体的なものではありませんが、土日にちゃんと遊びましょう。私は平日にまともな食事をとれないことに対する反動で、豪華な食事を作ることにはまってました。うまく説明できませんが、”寝ているだけ”は、かなりまずい状態だと思います。平日と土日とのメリハリがつくように遊びましょう。そうすると精神が安定しやすくなります。平日に穢れを溜めたグリーフシードを土日に浄化するイメージ。そもそも論として、土日に遊ばなかったら何のために生きてるのかわからないですし、やらない理由はない。

⑤その他やったこと

 就寝時の腹巻き→エアコンのまま寝ても体が冷えない。熱い環境での労働によって体に熱がたまるため、それを排出するためにエアコンを効かせた状態で寝たかった。また、腸内の状態を良好に保つことでストレスの対策になります。

 コンプレッションシャツの着用→汗の蒸発が促進され、体感温度が驚くほど下がります。だまされたと思ってつけてください。ただし臭う。

おなかがあったまるだけで寝つきが変わる……
サイズに気をつけて

あとがき

 労働において重要なことの一つに長く続けるということがあると思います。長く続けると、自分のスキルになりますし、また習慣化するため多少辛さを感じることなく続けることができるでしょう。これは肉体労働に限らず、あらゆる仕事でもいえることだと思います。もちろん、自分に合わないと直感したのであれば、それは自分のために辞めるべきだと思いますが、本当に自分に合っているかそうでないかを見極めるためにも、仕事の本質的な部分以外の要素はすべて見えないようにしてから意思決定をするほうが、間違いが少ないと私は思っています。

投稿者: beefst

機械工学,クリエイターをしています.読書も好きです.

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