よかったこと
社会人になったおかげでいろんな人と巡り会うことができた。いろんな人がいる。
そうでもなかったこと
別に表面的な人付き合いは嫌いだし、巡り会う必要なんてなかった。自分の世界には自分ひとりいれば十分だった。
よかったこと
自由に使えるお金が増えた。自由になにをやっても何も言われない。
そうでもなかったこと
自由な時間がなくなった。制作するために人生を消費しているため、自分の時間はない。また、時間を買うためにお金を消費することになっている……本末転倒ではなかろうか?
よかったこと
ぬるま湯の環境から離れるキッカケとなった。日々をせかせかと過ごすのも悪くない。親におんぶにだっこだったので社会性を持ち合わせていなかったが、今は少しはそれっぽくできている気がする。思えば、自分の人生を自分で決めたことがあっただろうか?誰かの作ったレール、努力の必要の無い道。そのようなものばかりを選び、日々遊び、浪費して生きてきた。
そうでもなかったこと
そのような日々を生きてきたから、今の環境は自分にとってあまりにも過酷で、しんどい。社会人は決して楽ではないと思い知った。自分は楽をして、楽しいことだけに満たされて生きていたい。
よかったこと
限られたリソースの中で生きている自覚が強くなった。「今やらないと手遅れになる」毎日そう思い、手を伸ばせる範囲をできる限り伸ばす。そうしていくうちに、自分がほんとうにやりたかったことはなんだったのかを改めて考えるようになった。僕は心のそこから作品を作ることが好きで、コミュニケーションを求めていて、傷つくことが嫌いで、臆病であること。そのような人間であるとわかった。
そうでもなかったこと
今が辛い。希死念慮が抜けない。別に代わりなんていくらでもいるし、寧ろ自分でない方がいいし、求められている。自分に与えられた使命もまともに果たせず、受け身で、もう心も体も限界でギリギリを生きている。社会人になってよかったかもしれない。でも、心も体も追い付いてくれない。社会貢献をしているという実感を得ることができたら、その瞬間満足して社会人という演技をするのはやめようと思う。多分、そこがゴールとしてギリギリたどり着ける場所だと思う。そこを目指して今は今やることだけに集中する。