Coffee Talkをプレイしました

前にプレイしたゲーム↓

 そろそろ続編が出るということで、名前だけ知ってたこのCoffee Talkをプレイしました。まず、このゲームをやった所感としては……いやゲームをしたという感覚にはなれなかったです……。賛否両論があるというのをわかった上でプレイしましたが、これは確かに賛否両論になるワケがわかります。僕は賛否両論のあるゲームに対して、肯定的だし、そういう尖ったものを求めています。しかしながら、それはある程度ゲームとして成立していればの話なわけで。とはいえ、シナリオは”ほっこり感”があってよかったし、クリアに向けてある種のパズル的、推理的な思考を要するところがよかったです。

ノベルゲームにすら到達できていない?

 ジャンル分けするとすれば、コーヒートークはノベルゲームです。多分。僕はノベルゲームがゲームたらしめているものは、選択肢(つまり分岐)、ボリュームだと思っています。選択肢があることによって、それは小説とは全く異なるものとなりますし(ゲームブックというものがありますが、それは置いておくとして)、物語に奥行が生まれます。ボリュームがプレイしたことによる達成感、程よい疲れになります。そして、このゲームには分岐があるとは言えませんし、文章量もコンパクトです。文章量に関しては、文章が研ぎ澄まされていると捉えることができますので、一概に悪いものと断言できません。最近プレイしたゲームで言うと、GOODBYE WORLDは文章量的にものすごくボリュームが小さいゲームですが、横スクロールアクションとシナリオをパート分けして行き来きすることで少ないシナリオでも十分にメッセージ性やキャラの気持ちを体感することができました。

 一方で分岐がないことは致命的だと思います。私がノベルゲームというものに信仰心や先入観を持っているからそう思っているのだとわかってはいますが、でもアクションがなく、分岐もなく……それって音楽付きのライトノベルではなかろうか?

可能性はすごく感じる

 仮にこのゲームに更なるボリューム、分岐による複雑なシナリオが実装されたとすれば、それは傑作ゲームになると思う。そう思わせるくらい登場人物の完成度・キャラ立ちの良さ、取り扱うシナリオのセンシティブさ、絶妙に不親切なゲーム性……。続編に期待大。

広告

投稿者: beefst

機械工学,クリエイターをしています.読書も好きです.

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。