コンピの主宰はずっとやりたいとは思っていました。が、今までやってきませんでした。めんどくさいから、というのはそうなのですが、後述するように、コンピを開くにあたって最も難しいことは参加者を集めることで、それがハードルになっていました。現にこれが3つめの企画です……。というわけで、作業を終わらせるまでのあれこれを備忘録として書いていきます。
①コンピのおべんきょう
コンピを開く!とはいってもコンピにまともに参加したことが無かったので、まずはお勉強半分でりもーすさん(@remorse314)のメタルコンピに参加させていただきました(コンピ作成に当たってめちゃくちゃコピp……参考にさせていただいたので感謝……)。
遡ってみると、12月ごろから画策していたのですね。そこまで大規模な企画じゃないのにあまりにもロングアロー。といった具合で主宰が何をしているのかを勉強して、企画もつくりました。手伝ってくれそうな知人にも数名声をかけていました。
②企画の試行錯誤
今回のエレクトロニカの企画を立てる以前に独自の世界観のボカロ曲を集めるコンピレーションを企画していました。でもそれは十分に人を集めることができずお釈迦になりました。
原因は、「独自の世界観」というお題のハードルの高さにあると思われます。また、独自の世界観というテーマはボカロ界隈においてはあって当然みたいなところがあるので、良い企画じゃなかったなと今は思っています。それに独自の世界観は伝聞系で初めて輝くものであって自分から語るものでもないですね……。まあ、企画を作って一か月後くらいにハっとして、新しい企画に着手しました。
はい、その企画が今回のエレクトロニカコンピです。入口の幅を狭めすぎたことの反省が反映されているかどうかみていきましょう。
「エレクトロニカ・ヒーリングミュージックのコンピ」
企画を考えたはじめのうちはエレクトロニカでコンピを作りたいな~という程度でしたが、ヒーリングも含めてより守備範囲を広げました。これによって、テンポがゆったりめならほぼなんでもOKというコンピになりました。エレクトロニカがそもそも定義が曖昧で多くのジャンルを含んでいるのでセーフということで。ヒーリングを含めることで逆に作ってほしい曲のイメージがリラックス系に偏らせることができたと思います。
「製作者自身が気持ちよくなれる音世界」
自己満足でいいということをはっきりと提示することでハードル下げてます。「独自の世界観」は、受け取る人によっては「せやろか?」ってなりますが、「製作者が気持ちよくなれる」は絶対的なものなので、受け取り手は「そうなんや」くらいで収まるに違いがないのです。
③それでもやっぱり人は集まらない
ここまで参加しやすくしたら流石に10~20人くらい集まるやろ!と思っていましたが、大間違いでした。ツイッターアイドルな方々はすんなり何十人も集めているので、正直これには面くらいました。とはいえ発表してしばらくしたら2~3人参加してくれそうな方がついてくれました。それからしばらく参加者はなかなか増えませんでしたが、実行できる手ごたえが確かにありました。
ここで、ちょっと思考のトレーニング。参加者が参加する心理ってなんでしょう?逆に参加しない心理はなんでしょう?そういうことを考えていくうちに、企画実行のラインを作ることの重要性に気付きました。明確に実行ラインを引いておくと、疑心暗鬼にさせることなく参加者を集めることができると同時に、やらない場合の出口戦略として都合が良いと思います。以下に考えを書きます。
人が集まらなかったのでやらない→普通
人が集まらなかったけどやる→地獄
数人集まったけどやらない→申し訳ない
数人集まったのでやる→実行するメリット少ない
沢山人が集まったけどやらない→??
沢山人が集まったのでやる→ハッピー
実行すると宣言した後にやらない→不誠実
実行すると宣言してからやる→普通
突然企画開催をやめる→不信感
●参加する心理→参加したらメリットが得られる/群集心理
参加するメリット→お金・再生数・楽しい・経験……等々
メリット抜きにして、深い理由なく参加する方は一定数存在していると考えています。その場合、確実に開催されるという文言は非常に重要かと思われます。例えば、「ボカコレ」というイベントがありますが、これが開催前日に公式が「やっぱやめます!」ってなったとします……というかそんなイメージが湧かないくらいに確実に開催されるという確証が持てるイベントかと思われます。だからこそ普段熱心に投稿している方々以外の参加者が集まったのだと思います。加えて、あわよくば名声を!みたいな部分は多かれ少なかれあるとは思いますが。
●参加しない心理→参加しなかったらメリットがある/そもそも知らない
参加しないメリット→開かれるか不明・めんどう・恐怖心……等々
これもまたメリット抜きにして参加しない方はいます。知らない場合はそもそも参加しません。あたり前ですが、これが参加者の集まらない理由の中で最もウエイトの大きいものかと思われます。まず、参加者9名のうち6名がFF外の方です(参加や興味を示された時点でフォローしましたが)。さらに、FF内であったとしても企画に気付いて参加表明されるまでに数か月の時間が必要だった方もいます。この数か月の時間、企画の周知のためにひたすら企画ツイをRTしていました(TLの住人には迷惑かけてほんとに申し訳ない……)。結局地味な行動を積み重ねるかどうかが運命を分けるということです。
なんだかんだで、「開催するライン」の5名が5月中旬に集まりました。そこから4名増えてにぎやかになったのでほんとによかった。
④作成の仕事
メール送信とかそういう雑務については省略。
自分のアルバムを2枚作成していたこともあって、CDを作る作業はそこまで苦じゃないでしょ!って高を括っていましたが、作成手順を「自分で焼く→業者に発注」へと変更したので、うまいこといきませんでした。依頼した原画が返ってこない!!記載事項ってなんぞ!!(自分で印刷していたときはそこらへん全部無視して作成していた)。業者のテンプレートを使って作成したからめっちゃ差戻くる!!いつの間にか納期ヤバイ!!……とこんな具合。結局納期ギリギリに徹夜・特急製造という惨憺たる模様。
ファイルの送信すらもテンパりまくって何回かミスしたり(確認を怠るな!!!!)、記載するべき情報を乗せ忘れた!!→別の要件で差戻くらったのでセーフ、など社会人とは思えないミスを連発しました。一つ一つを早くこなすと同時に丁寧な作業ができるようにならないといけないと思いました。
10/30の2022秋M3はぜひ、幣サークルに足を運んでください!それでは!

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