これまでのプレイリスト
今回のプレイリスト
最近は民族的な音楽だったり、future・クラブ系のサウンドを好んで聞くので、このようなプレイリストになりました。仕事があるのに加え、下半期は忙しくなりがちなので沢山の曲を探すことはできなかったけど、沢山いい曲と出会えた。2022下半期に発表された楽曲のプレイリストではないので注意。
「かたち」は安月名莉子さんの曲。「メイドインアビス 烈日の黄金郷」のOP
メイドインアビスは1期2期、OPED全てが好きな曲でクオリティも高いと思うのだけれど、2期のOPの灼ける荒野を歩くようなイントロのリフ、そこにノイジーなテクスチャを加えた掴みが好き、そこからギターと透明感のあるボーカルが加わり、それはどこか退廃的な雰囲気がある。サビの盛り上がりは成れ果て村の雰囲気を感じる。そういうアニメに寄り添って作られているという点がまず好き。それに加えて、テクスチャ、雰囲気の作り方が上手でかなり聞き入った。
「Wedding」はDavid Maxim Micic氏の曲。
この曲単体というより、アルバム「BILO IV」全体を聴いて凄いなと思った。Pliniのフォロワー的な楽曲なのだけれど、フォロワーのその先の一歩に踏み入っている感じがあります。おいしいフレーズを提供してくれるのだけれど、そのフレーズのために曲が作られているというより、作りたい雰囲気があって、その雰囲気の構成要素として手持ちのフレーズを使っている感じ。尋常じゃないセンスと勉強があったのだと思う。Pliniの作る曲との違いがあるとすれば、テーマがかっちりと固まった曲か否かに尽きる。やはりDavid氏の曲は即興性が強い。そこに自由を感じて僕は好き。
「WITHOUT A SCARE」はSam Gendel、Antonia Cytrynowiczの曲。
Jazz、エレクトロニカの曲だけれど、環境音や優しくおどけた声の歌唱によってすさまじい解放感が得られる。タイトルに相違ない楽曲であると思う。これは普通のことではないと思う。でもこの曲ではやってのけている。短い曲ではあるけれど、ここ数年で5本の指に入る素直に素晴らしい曲に出会えたと思う。
「Amber Island」はHiP CoLouRの曲。
futureとのクロスオーバージャズ。テーマが美しく、ジャズの複雑で即興性のあるリズムを排除してノリの良い楽曲になっている。futureに完全に屈しているのか、色彩豊かに描かれているし、悲しさを一切感じさせず、笑顔になれる楽曲だと思う。サビではギターがオクターバー踏んじゃってるし…(futureがジャズを引っ張って来たときはジャズギターはちゃんとフロントのクリーン……いわゆるジャズギターの音であることが多い気がするのだけれど……)。
「Dream with Me」はEmoCosine氏の曲。
EmoCosine氏はテクノ・ハードコアを得意とするアーティストだと思われますが、彩度の高い音楽で、リズムの刻み方が気持ちよくて好きです。ハードコアはあまり好きではないのですが、EmoCosineさんの作るそれは結構聴けてすごいなぁと。シンプルすぎず、時にフックを入れ、リフレインする場所はちゃんとリフレインして印象付けている。見習うべき部分が多い楽曲だと思った。
「IAM」は黒鉄たま、白金煌、灰島銀華、電音部の楽曲。
電音部は良いゾ……。電音部は完成度が高いかつ比較的攻めた楽曲が多い。それでも4つ打ち、一定のリズムっていうのが前提としてあると勝手な解釈をしていてたのだけれど、まさかのリズムチェンジがある楽曲が出てくるという……。テーマ部分はまあ万人受けするコーディングと綺麗なメロディ。からのリズムチェンジからトラップと複雑なリズムで進んでいき、着地はテーマへ。このまま戻っていくかと思いきや黒鉄たまのカワイイ声とともにブレイクダウン。ジェットコースターみたいで聴いてて楽しい。
「人芝居」は渕上 舞の楽曲。「ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season」のED曲。
独特の音楽、音使いなので上手く感想を作れない。実験的ではあるのだけれど、完成度が高い。エレクトロニカは入っているのだけれど、歌いやすいメロディーをしているのでポップスだと思うし、ポップスにしては刻みがうるさい。OPも非常にいい曲だと思うけど、僕はこのED曲の方が好き。ヒロインの恵のために書かれた曲だってわかるし、彼女の抱えているグチャグチャな心や狂気を描いた曲だと思うし、いいアレンジだと思う。
「Playing God」はPolyphiaの楽曲。
もはや説明不要かな。フラメンコ、ボサノバ、ついにギターはアコースティックに(アルバム全体がそうであるわけではないが)。ポリフィアは進化しているというより、生まれ変わっているという表現が適切だと思う。音楽を聴いているというより、絵を見ているような感覚になる。それにしてもギターが上手すぎる。ライブでこれやるんでしょ……?無理だと言ってほしいレベル。
「because」はjizue氏の曲。
jizueはやっぱりいいですね。綺麗なピアノ、優しい語りのようなボーカル・コーラスが印象的。形式がジャズっぽいのだけれど、クラシックぽく、スケールに収まった音楽をしているので人に薦めやすい。アルペジオもドラムもスムースなリズムであるのでBGMとしても素晴らしい。
「Guide」は早見沙織さんの曲。ダンまち4期のED。
声が優しくて一生ドミナントモーションしてる気がする。アニメ本編の緊張感が高く、EDに入った時の解放感があります。決して難しいことはしていないけど、美しいメロ、メリハリのあるリズム、強弱どれも好き。2022のアニソンでNo.1の楽曲は何かと言われたら多分これを上げる。それくらい完成度が高く、アニメのために作られた楽曲だと思う。
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